「第7回SWEJワイナリーツアー(長野2010)」レポート

2010年11月20日(土)から21日(日)の2日間にわたって、SWEJ長野のワイナリーツアーが開催されました。 普段は周りにくい、4箇所のワイナリーを回りました。1日目の夜には軽井沢のレストランで懇親会とセミナーも開催されました。

日時: 2010年11月20日〜21日
訪問ワイナリー 安曇野ワイナリー/林農園/ヴィラデスト・ワイナリー/リュー・ド・ヴァン
懇親会及びセミナー会場 軽井沢「レストラン・ピレネー」
宿泊ホテル 軽井沢「ホテル・サイプレス」
参加者総数 22名
主催 米国ワインエデュケーター協会日本支部(SWEJ)
代表 児島速人CWE(支部長)
ツアー企画担当 SWEJ長野地区 (副支部長・大澤明彦CWE・長野地区長・吉池きぬ枝CWE)
レポート 宇都宮斉CWE(教育部長)

第1日(11月20日)

午前10時、JR松本駅集合。 午前中に安曇野ワイナリーを訪問、そこで昼食を頂き、午後は林農園を訪れました。新しく立ち上がったばかりの「安曇野ワイナリー」と、明治44年にワイン造りを始めた県内最古の「林農園」を見学することで、長野のワイン造りの今と昔を体験します。

「安曇野ワイナリー」

〒399-8103 長野県安曇野市三郷小倉 6687-5
TEL:0263-77-7700(受付時間 9:00〜17:30)/FAX:0263-77-1877
http://www.ch-azumino.com/

安曇野ワイナリー/ワイナリー内タンク設備

安曇野ワイナリー/ワイナリー内タンク設備

旧安曇野ワインの設備を、スノーマシンの製造を行う樫山工業が引き取り、2008年に新たに立ち上げられたのが、安曇野ワイナリーです。ワイン造りのために招聘された、カリスマとされる醸造家の戸川英夫工場長が直々に安曇野ワイナリーの1年間の活動と、地球温暖化の影響をスライドで説明して下さいました。シュール・リーのシャルドネと、メルローのロゼを試飲、また、本年収穫の熟成中のシュール・リー・シャルドネも特別に試飲させて頂きました。

工場長の戸川英夫氏を囲んで

工場長の戸川英夫氏を囲んで

「林農園」

〒399-6461 長野県塩尻市大字宗賀1298-170
TEL:0263-52-0059/FAX:0263-52-975
http://www.goichiwine.co.jp/

林農園

林農園

午後は長野の桔梗ヶ原メルローの草分け的存在、老舗の「林農園」を訪ねました。まず製造部長の菊池さんから製造設備の説明を受け、次にオーナーの林さんから畑の説明を受けました。従来の棚仕立てをオーストラリアの「スマート・マイヨルガー・システム」に改良した独特の仕立てを見ることができました。試飲の際には、非常に珍しい貴腐ワインと共に、保存されていた貴腐ブドウを試食できました。 

五一わいんの貴腐ぶどう

五一わいんの貴腐ぶどう

夜は軽井沢に移動し、レストラン「ピレネー」にて、ジビエを中心とするコースとワインを楽しむと共に、香りの素材を組み合わせてワインの香りを再現するというユニークなセミナーが開催されました。

「レストラン・ピレネー軽井沢」

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1181-8
TEL/FAX:0267-41-3339
http://www.karuizawa-primavera.com/

セミナーのセッティング/ピレネーにて

セミナーのセッティング/ピレネーにて

第2日(11月21日)

2日目は、東御市のワイン特区を訪問、最も雨の降らない地域の1つであり、リンゴやくるみなどが特産品となっているこの地で、小規模ながら頑張っているワイナリー、「ヴィラデスト」と「リュー・ド・ヴァン」の2箇所を回りました。  ワイナリー見学に先立ち、東御市市役所にて、農政担当の方から「ワイン特区」に関する解説を受けました。特別区域法により、特産物として指定された果実から特区内で生産された者を原料として果実酒を作る場合には、酒税法の特例により、年間最低製造基準が年間6klから2klへと緩和されます。今回訪問した「ヴィラデスト」「リュー・ド・ヴァン」に加え、さらに小規模な「ハスミファーム」が、これに含まれます。

「ヴィラデスト・ガーデンファーム&ワイナリー」

〒389-0505 長野県東御市和(とうみしかのう)6027
Tel:0268-63-7373
http://www.villadest.com/

ヴィラデストのシャルドネの畑

ヴィラデストのシャルドネの畑

文筆家・画家としてユニークな経歴を持つ玉村豊男さんが自ら立ち上げたワイナリー「ヴィラデスト」にて、まずはランチを楽しみました。文字通りワイナリーで造られたワインに合わせて、自家製の有機野菜を使用したお料理を、オリジナルデザインの食器で頂くという、なかなか他では得難い体験ができました。食後には畑と製造ラインを見学、シャルドネは樽発酵を実施。グラッパも造っていて、オリジナル蒸留器も見せて頂きました。

ヴィラデストワイナリー/ヴィラデストのカフェでの昼食:自家製の有機野菜が豊富

ヴィラデストワイナリー/ヴィラデストのカフェでの昼食:自家製の有機野菜が豊富

「リュー・ド・ヴァン」

〒389-0598 長野県東御市和8500
Tel:0268-64-4188
http://www.ruedevin.jp/

リュー・ド・ヴァンの小山氏

リュー・ド・ヴァンの小山氏

最後に訪れた「リュー・ド・ヴァン」は、完成したばかりの新しいワイナリー。点と点が結ばれて、やがて面となっていくという想いを込めて「ワイン通り(リュー・ド・ヴァン)」と名付けたとのことです。優良なリンゴを産する畑があるのに、それが産業として成立していないという、日本の厳しい現状を踏まえながらも、暮らしの中に根付いたワイン造りを目指したいという、代表の小山英明さんの力強い言葉が印象的でした。 見学後、一行はバスでJR軽井沢駅へ移動、解散となりました。

SWEJの日本ワイナリーツアーは今回で7回目となりますが、以前にも増して有意義で実り多いツアーとなりました。 今後とも素晴らしい日本ワインを求め、皆さんと各地を回りたいと思っております。


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